狩猟型と農耕型
現代の企業は、昭和を代表するテレビ宣伝や、飛び込み訪問などで獲物を探して狩るという一発勝負の「狩猟型」から、平成になり時間はかかるがタネをまき見込み客を育成し顧客に育て上げる「農耕型」が主流になりつつあります。
狩猟型と農耕型の違いと戦略・戦術を知ることで、あなたのビジネスに役立つでしょう。
狩猟型と農耕型の違い
狩猟型と農耕型では、近年スマホやSNSが普及し消費者はいつでも気軽に情報入手が容易になりました。今まで直販会社がメインとしてきたチラシ配布やDM、飛び込み営業の売り込み形式の「狩猟型マーケティング」には限界が訪れています。
狩猟型マーケティングとは、その日の獲物を追い求める猟師のように、常に獲物を探して狩りを続けるスタイルです。
狩れる獲物がたくさんいるうちは良いのですが、獲物がなくなると遠くに探しに行ったり、競合とのし烈な奪い合いが続きます。
このスタイルは資金力のある企業や営業力の強い企業が有利といえます。
狩猟型と農耕型で近年は、中期・長期で顧客と関係を構築する「農耕型マーケティング」が注目されています。
狩猟型とは、常に獲物を探して狩りを続けるスタイルの事で、フロー型とも言い、1回限り、単発の労働集約型です。
農耕型は、種をまき、見込み客を育成し、顧客化していくので、ストック型とも言い、継続的に売上げが積み重なって安定します。
狩猟型と農耕型で、農耕型マーケティングは中期・長期にお客様との信頼関係を構築していくので
成約率も高く、集客を安定させることが出来ます。
狩猟型マーケティングと農耕型マーケティングの違いは、「今すぐ客」を狙うか、「そのうち客」を狙うかです。
今すぐ客は、市場の1%も満たないと言われています。
今後は、そのうち客を狙う農耕型マーケティングの中期・長期戦略の中で、今すぐ客を狙う狩猟型マーケティングを上手に使っていくことが重要になります。
狩猟型と農耕型のメリットデメリット
狩猟型と農耕型で、狩猟型は、常に新規開拓営業を行い、短期間で今すぐ客を集める方法になります。
基本的に売り込み型タイプの手法で、成約までのスピードを重視します。
飛び込み訪問やリストを元に一気に仕留めていくイメージなので、成約までかかる時間も少ない手法です。
デメリットは、常に新規開拓を続ける必要があるので、労力も大きくかかります。
また、営業をずっと継続し続けなければ安定して売上を上げることもできなくなる恐れがあります。
対して狩猟型と農耕型で、農耕型の場合は、今すぐ客を見つけるのではなく、
将来、お客様になって頂ける可能性がある、そのうち客を見つけることになります。
狩猟型とは異なり、こちらから売り込みの営業活動を行うわけではありませんので、
様々なお客様と長期の関係性を築くことが出来ます。
即効性があるマーケティング方法ではありませんが、
農耕型を続ければ続けるほど、安定して集客を行うことが可能です。
狩猟型と農耕型で、農耕型は一度に大きな売上を上げるわけではなく、小さな売上でも親身になって対応をすることにより、お客様と長期の関係性を築くことができるようになります。
時間をかけて自社のサービスを受けると、どういった良いことがあるか教育しながら、お客様に納得してもらうというプロセスを踏みます。
そのため、関係を構築するまで、ある程度の時間はかかりますが、
いったん信頼関係を構築すれば、契約率は高くなり、長期的に安定します。
狩猟型と農耕型は地方ではどうなる
狩猟型と農耕型で、都会では?地方では?狩猟型か農耕型か?どちらが成功するか?
都会では、完全に狩猟型の方が費用対効果は高いです。
サービスや商品をプレゼンして、関心があれば追いかける。
関心なしと判断すれば深追いせず、次に向かう。この方が費用対効果は高いです。
それに比べて地方はマーケットが小さいので、失敗しても次がある!とはいきません。
やはり農耕型がいいです。
狩猟型と農耕型で、地方はマーケットが小さい分、関心なしと判断しても人間関係を構築しておかなければなりません。今現在はたとえ関心なくても、仲良くしておけばいつかは?という考え方です。
都会と比べると費用対効果は低いですが、マーケットの小さいところで狩猟型をやるより結果的には費用対効果は高くなります。
地方ではじっくり腰を据えて実がなるまで水をやり、害虫を駆除しながら育てあげる農耕型じゃないと成功はしません。
じっくり腰を据えて、顧客と向き合い、顧客の痛みを知り、その痛みを除いてあげる永続的な優しさが地方では求められます。
狩猟型と農耕型で、地方には地方ならではの、やり方があります。これはローカルルールと呼ばれます。
たとえば愛知県。
誰もが知る天下の自動車メーカーがあります。
そこに自社サービスを売込みに行く時に自社メーカーの車で行きますか?
残念ですが、門を通ることすらできません。
地方にはこういうローカルルールがたくさんあります。
大企業が農耕型に移行しつつある
狩猟型でも農耕型でも、ビジネスやるなら。
1、お客様が何で困っているのか?を知る。
2、マーケット全体を見る目を持つ。
3、時代のトレンドを把握する感性を養う。
- フロー型ビジネス・・・獲物を求めて転々とし、1回ぽっきりで次の獲物を求めていく、獲物がある時と無い時の差が激しい、これを狩猟型ビジネスとも言います。
- ストック型ビジネス・・・1か所に定住し、やればやっただけ累積で積み上げていく、コツコツ継続し仲間を大切にする安定型、これを農耕型ビジネスとも言います。
大企業が農耕型ビジネスに移行している実例。
例:アマゾン・プライムビデオ、 フジテレビ・FODプレミアム、
マイクロソフト・office365、 クックパッド・プレミアムサービス、
TSUTAYA・プレミアム、・・・等。
成功のポイントは、同じ目的を持った人達が集まる場所を作る。
ただし、意味も理由もなく、ただ人が大勢いるだけのでは、全く違います。
そこに集まっている人が皆、熱を持ったコミュニティであることが必要です。
本来、同じ目的を持ったコミュニティですから、軌道に乗れば、それに共感した人達が、どんどん集まってきます。
【集客とは、必要なものを必要な人に届けられる世界を作る】ことです。
人を引き付ける(attract)には、コンセプト・概念(concept)とビジョン・夢(vision)とゼア・熱意(zea)が必要です。
人は、コンセプトやビジョンに共感して動きます。
誰のために!するのか、何のために!するのか。
これらが魅力的だと応援してくれる人が出る。
逆に、そうでなければ人は応援してくれない。
Web集客方法(例)。
1、Facebook ⇒ LINE@
⇒セミナー。
⇒説明会。
⇒お茶会。
⇒勉強会。
⇒ワークショップ。
⇒個別相談。
上記に、ビジネス交流会などのリアルで集客した人を追加する。
小資本の個人が成功するには、ストック型(農耕型)ビジネスが理想です。
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